どしゃ降りで行き先を変更。奈良の長谷寺へ。

7月の下旬、名古屋の予想最高気温が38度になるとテレビの天気予報で聞き、いくらなんでもそれはないだろうと思っていたけど本当に38度になってしまったよ。33度や34度って夏は記憶にあるけど、さすがに38度とは今までの記憶にないような気がするね。
7月の最終日曜日に男友達が東大阪市に行きたいというので、いつもながら車で友達の家の前に、約束の午前8時前に到着。玄関のドアのすりガラスの向こうに友達の気配は動いているもののなかなか出てこないね。携帯に電話がかかってくるわけでもないけど。
時間に遅れること3、4分。ようやく出て来たね。今朝の奥さんのご機嫌が悪く、ようやく出て来れたようです。昨年のGWに能登に行った時もこんなことがあったね。
金曜、土曜と38度前後の気温だったうえに、気心知れた男友達だったので、見た目構わず短パンにTシャッで今日は1日過ごすつもりで家を出てきました。きっと車の移動中でも、車内の高温でグッタリする1日になると予想していたのが、車が名神高速道路の関ヶ原インターを過ぎたあたりから突然どしゃ降り。これはすごいね。天気予報を常々気にかけるほうほうだから、天気の動向にある程度予測つけてるんだけど、このどしゃ降りは予想外。他の車は視界が悪いので、一挙にスピードゆるめて安全運転に心掛けているようです。
自分のドライブプランは、午前中に滋賀の近江八幡に寄って、昼食は京都の貴船の川床料理。午後は友達の希望する東大阪市の「司馬遼太郎記念館」を巡るコースでした。いつもながら、旅行雑誌を参考して我ながら理想的なプランです。
第一目的地の近江八幡に近い竜王インターで降り、現地に向かおうと一般道に入ったのですが相変わらず雨の勢いはおさまる様子もありません。車を降り、傘をさして歩き出したら、洋服はびしょ濡れになることは目に見える状態。これでは、川床料理も無理そうだね。
友達と話し合った結果、急遽プラン変更。男同志だと、こういう時楽ですね。コンビニの駐車場で車を停車させ、車のナビの目的地を「司馬遼太郎記念館」へ。先程降りた竜王インターから名神高速道に再び乗り、東大阪市に向けて走ることになりました。日差しの強い車内を予想していたのに、そんな心配はあてはずれだったね。しばらく高速を走っていたら、雨も弱まり、車は京都を抜け、大阪市内に。
ふと助手席に座ってる友達の何気ない動きに目が。自分は車で走ってる時、ナビの縮尺を拡大にして今走ってる場所の地名や、進路に注意を向けてます。
友達はそのナビの縮尺を不思議なことに、縮小にしてその県だけでなく近畿地方全域が見えるまでに変えてしまうんだね。画面の中に、太平洋や日本海まで映し出される始末。日本列島から今の車の位置を理解してる友達って、頭の構造が根本的に違うかも。だだ運転してないから、曲がる方向がどうでもいいという単純なことかな。



博物館や美術館が好きな友達の希望で今回「司馬遼太郎記念館」を訪ねました。 友達は、著名な偉人の記念館に身を置く自分の姿が好きなんだそうで。
自分はこの点で友達と趣味が180度違うからね。自分と言えば、人工的な物に囲まれるのが苦手だからさ。自然に囲まれて過ごす時間が自然体の自分になれて肩の力が抜けるからね。
友達は記念館を出たら、もう満足したとか言ってる。
ちょうど昼食時になったので、幹線道路沿いにあるラーメン屋に入ることにしたよ。ラーメンと半チャーハンのセットを注文。餃子を1人前頼んで、半分づつ食べることにしたよ。ふと見上げたら、入り口左側にキムチや、もやしや、ラーメンに入れる具がセルフで取れるコーナーがあったので、店員さんに聞いてみたら自由に取って食べていいとか。小さな小皿で2皿取ってきたところ、友達を見ると4皿も取ってきてテーブルに並べてる様子。食べ放題、飲み放題だと、いつも限度をしらない友達だね。結果的に、昼食を食べ過ぎて、友達との夕食はおあずけになってしまったよ。


 

昼食を食べて、これからどうしようという話になったら、友達がきれいな女性の美人画があるからと、奈良の「松伯美術館」に行く事を提案。この言葉に乗ってしまった自分が情けないね。美術館に行ったら、実は鳥の絵ばかりで拍子抜けでした。この作品は、息子さんの作品で、お母さんが美人画が専門なんだそうですが、展示物を期間ごとに変えているようで、この時期息子さんの鳥の絵の展示ばかりになっているとか。物販コーナーにいってみたら、お土産用の美人画クリアフェイルや色紙の陳列があったものの、自分の女性の趣味にはほど遠いものだったね。
こうなったら次の目的地は自分で決めるしかないね。以前も富山に行った時に、職場で聞いてきたと言って、富山市内の飲み屋さんに連れて行かれたことがあったけど、大ハズレだった過去があるからね。もともと、友達の情報より、自分の直感のがどんなにかあてになるものだと内心思っている。彼はその行き当たりばったりが旅の醍醐味だというが、そうだとしたら彼は随分損してるとおもうね。
奈良と言ったら「春日大社」「東大寺」ではありきたりだから、以前奈良に時々旅行に行くって話していた女性が口にしていた「長谷寺」にしよう。ナビに「長谷寺」と入れてみたら、到着予定時刻が午後4時半前後。そんな時間から、寺の敷地内に入れるかどうか心配だったけど、以前から1度は訪ねてみたい場所だったからね。自分が想像していたより、そのお寺はずいぶん山間部にありました。参道の道は車がすれ違えないほどの狭い道路なので、ずいぶん手前の旅館の有料駐車場に駐車させました。
 




日曜日なのに、人通りも参拝客もほとんどいない様子。参道沿いのお土産店もほとんどシャッターが閉まっている状態です。



お店の看板見てると、この辺りのお土産は「草餅」と「三輪そうめん」なんだね。参道をお寺に向かって歩いていると、お土産屋のおばちゃんが「草餅」の切れ端を試食に渡してくれる。こういうのに、いつもなら反応良いのに、ラーメン屋で食べ過ぎた友達は珍しく興味がない様子。とっさに「帰りに寄らせていただきます。」と言ったものの、帰りには閉まっていたな。社務所で500円の参拝料をお支払いして時間のことを聞いてみると、門は閉まらないのでさほど気にすることはないとのお話でした。

 



門をくぐると、本殿まで399段の屋根付きの昇り階段が続いているということ。まるで美術の遠近法のような風景が目の前に広がっています。真言宗の総本山だとか。



敷地内は、けっこう石垣が組まれた場所も多く、友達いわく「お寺というより、城みたいだ。」というのが感想のようでした。







本殿には、3体の大きな仏像が鎮座されていて、このお寺の威厳が感じられます。少し歩くとこの敷地内に五重の塔が建っていて、その近くのベンチに座ってまったりタイム。セミの声や、鳩との鳴き声が、お寺の静寂の中で唯一聞こえてきます。この静寂を楽しんでいるかと友達に目を向けると、399段の階段にへたばっていました。このお寺はぼたんの花の季節がきれいなようで、その季節にまた訪ねたいですね。



今回も日帰りドライブなので、名古屋に向けて帰りましょうか。ナビに名古屋の自宅をセットすると東名阪道路を利用する帰路が案内されました。雨が降ったこともあり日曜日にしては、渋滞もなくズムーズな車の流れです。








途中、伊賀のサービスエリアにトイレストップに立ち寄ったところ、カレー「にんにん」?!何だよ。それ?!忍者ソフトクリーム?!何でも、忍者にからめれば誰も飛びつくような商業主義はいけません。誰が、そんなカレーに飛びつきますか。
なんて、実は「にんにんカレー」を食べたかったのが、友達の昼食の食べ過ぎのため、胃もたれから食欲がないとか。結局この日も遠出しながら、普段通りのホットモットのお弁当食べることになってしまいました。全走行距離、430キロメートル。


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