驚異の歌唱力・パワフルシンガーであり本物の歌手

総合的に見れば、天才「カレン・カーペンダー」は凄いし、ジャズの大御所、まるでアメリカの大地に包まれたような包容力のある歌声「エラフィッツ・ジェラルド」も素晴らしい。

でも、パワフルさとパワフルなのに透明感のある魅力的な歌声、歌唱力では、彼女達とは別に「シェリー・バッシー」も素晴らしく凄く、この3人は特に好きなんですが、今回は、この中で一番、知られてなく現存する歌手で最も敬愛している「シェリー・バッシー」の歌声を紹介しようと思います。

「シェリー・バッシー」というと、圧倒的に「００７　ゴールドフィンガー」を思い浮かべるというか、それしか知らない人の方が多いと思いますが、私から見るとあれは彼女の魅力があまり出ていない曲だと思います。

彼女はイギリスの歌手で、元々ジャズでクラブなどでの下積みを得て歌手になった人で、現在、74歳で現役で歌われてる歌姫です。

そのパワフルで圧巻な歌声は若い頃から定評があり、特にライブでは多くのファンを魅了している数少ない本物の歌手だと思っています。

また、歌声だけでなく、話術も面白く、エンターティナーとしても評価が高いです。

残念ながら日本ではあまり知名度はないですが、歌手を目指されてる方は是非、一度は見たほうがいい歌手だと思います。

という事で、何曲か紹介したいと思います。

How Do You Keep The Music Playing（1992）
これを歌っている時と年齢は55歳。
これを聞いた時、鳥肌が立って、思わず拍手してました。（笑）
それと共に自分がこの場所に居て、この声量、この音圧を肌で感じれない事がとても残念でした。
同じ時代を生きて、こんな素晴らしい歌を生で聞けないなんて。と思いましたね。




This Is My Life（1968）
若さから、かなりパワフルさがあります。




Day By Day（1973）
私がゴールドフィンガー以外に彼女の魅力を知った初めての曲です。
偶然、同じタイトルで別の曲を探してる最中に見つけて、初めて聞いた時の感動。
単調だが味わいのあるいいメロディをとても魅力的に歌い上げ、特に歌い上げた時の綺麗な歌声、思わず釘付けになって聞き入って魅了された曲です。




On A Clear Day（1972）
ジャズのスタンダード名曲。
これも聞いて度肝を抜かれた曲。素晴らしいです。
彼女の絶妙の歌唱力を是非。




まだ、いっぱいありますが、この辺にしときます。（笑）

最近のパワー系とかでスーパーフライとか居ますが、是非、シェリーを聞いて勉強して欲しいですね。

本物の歌手というのはカラオケなどで真似しようと思っても出来ない歌声、歌唱力の方達の事だと思っております。

みなさんにも是非、そういう歌手になってもらいたいです。

歌も奥深いです。