夢を貫く、叶えようとする事。
とても難しい事だと思います。
でも、出来れば、貫き続ける事も、諦める事も、どちらの場合も自分の素直な気持ち、考えで判断して決めて欲しいと思います。
周りから言われ、説得させられたり、高名な方たちなどからの苦言で、判断してしまうのだけは、
いかに、その方達が人生の先輩で尊敬すべき人達の言葉であったとしても、
自分の人生、取り戻しの出来ないものですので、ご自身でよく考え、納得して判断してもらいたいものです。
夢を追いかける事自体は、何か犯罪をおかすわけでも、人に迷惑をかける訳でもないので、本来は自分の思った通りにすべきでしょう。
よくご家族やご友人から
「駄目だとわかっていて、気づかずに夢を追っかけているのは心配だし、そうやってみんなに心配をかけている時点で、おまえはみんなに迷惑をかけているんだよ!わかるか!」
などと言われる人がいますが、冗談じゃないです。
心配する事は尊い事ですが、迷惑をかけていると言うのは言い掛かりです。
よく本人の為、と言いますが、それはそうやって言う人が考える、その人にとっての幸せの押し付けであって、それが万人に共通する訳ではないのです。
何に幸せを感じるか?などは人それぞれで、大まかには共通点も多いですが、具体的にはズレがあるものです。
よく説教に「自分の尺度でものを考えるな」とありますが、その言葉そのものです。
ただ、あなたを心配しての愛ある行為の場合もありますので、無下に拒絶せず、貴重な意見の一つとして聞いて頂ければと思います。
昔、東大出て、家の家業の古新聞紙回収業をやっている人の話を学校の先生から聞いた事があります。
傍から見たら
「東大まで出てなんで?せっかくの出世コースに乗れるのに。公務員からキャリアになればいいのに。」
と思い、さも本人が不幸でいると思われてますが、当の本人はインタビューで「とっても幸せです。」
と言ってたそうです。
人の幸せなど、わからないものです。
大事な事は一般での幸せとは何か?ではなく、自分にとっての幸せは何か?を考え、見つけ出す事だと思います。
ただ、人間には犠牲愛というのもあり、家族の為、家系の為など、いろんなしがらみなどで夢を諦める場合も少なくありません。
なので自分の夢を追う事よりも、家族の為や家業を継ぐ事が自分にとっても幸せだと判断したら問題ないのですが、
逆にしがらみなどで自分の夢を押し殺して諦めた場合は、
是非、家族の為、みんなの為に生きる事が幸せと思うように努力してほしいと切に願います。
自分の夢を追える環境にある人は、自分にとっての夢、幸せを考えて見つけ出し、叶える為の努力をしてほしいです。
ちょっと音楽に関連した内容が出てきませんが、これから書こうと思います。(笑)
ここで言いたいのは、音楽を夢と思っている人達へのエールです。
夢を追っていると、身近なご家族や友人の方からの「応援」も、「潰し」もあると思います。(笑)
でも、自分の大切な夢です。
多分、皆さん、そんな逆境にもめげず頑張っていると思います。
しかし、そんな人達でも思わず挫折してしまう、夢を諦めてしまうのが、オーディションや関係者の方達のコメントだったりする場合が多いと思います。
でも、皆さんはご存知でしょうか?
今日は、実際にあったこんな話を皆さんに聞かせたい、あ?、お見せしたいと思います。(笑)
まずは昭和の歌姫の一人でもある、素晴らしい歌唱力の中森明菜さん。
彼女はデビュー前、散々、いろんなオーディションに出て作曲家や関係者から
「君は声質も歌唱能力も全て駄目だから、諦めたほうがいい。絶対にプロにはなれないよ。」
と死刑宣告のような厳しいコメントを言われたにもかかわらす夢を諦めきれず、何十回もオーディションを受け、やっと受かってデビューを果たしたのです。
それだけでも素晴らしい事ですが、
更にデビュー後、レコード大賞や最優秀歌唱大賞などを取る昭和を代表する立派な歌姫になったんです。
もし、その当時、専門家から言われた言葉を本人やご家族の方が鵜呑みにして断念していたら、あの素晴らしい歌手はこの世に誕生しなかったんです。
周りの応援もあったか、もしかしたら周りからも諦めるように言われて孤高の中、
一人でやってきたのかも知れないですが、
そうさせたのは一重に「夢を諦めない。諦めたくない。」という本人の強い意志、思いしかないと思います。
同じような境遇の、クラシックの世界的なソプラノ歌手、中丸三千繪さん。
彼女も同様に、日本の音大の教授や周囲の専門家から、
「君の声は酷いし、センスもないのでプロは無理。」
と言われても諦めず単身イタリアへ行き、イタリアで有名な先生に何度も直談判してやっと弟子にしてもらい、クラシックで有名な「マリア・カラス・コンクール」で日本人として唯一の優勝を果たしたのです。
そして世界での名声を得て凱旋帰国してみれば、反対していた教授や恩師たちは
「君の成功は信じていたよ!おめでとう!!」です。(笑)
中森明菜さんを非難した作曲家達も同様です。(笑)
世の中、本物を見抜けない人は多く、第一線の専門家達ですらも、このざまです。(笑)
特に個性的な、前例のない場合、逆に凄すぎる場合などは見抜けない事が多いようです。
前、アニメでブラックジャックが「天才は天才にしかわからない」と言った事が、僕には妙に納得できて心に残っているんですが、実際、その通りなんだと思います。
単に技術や能力の劣っている所を指摘や改善策を言って頂く事は、
とてもいい機会、意見とみて、参考にするべきですが、
センスや才能というのは、「感じるか?感じないか?」の感性の世界の事なので、確実に言うのはとても難しく、勘違いもとても多いのです。
ですので、感性の部分も否定し、絶対に無理などとしたり顔で言うような者には、「フン!凡才がぁ!!」と心で笑ってやりましょう。
そこで
「今に見ていろ、絶対に見返してやる。」
「まあ、凡才に俺の才能は気付くまい。いつかひれ伏すのだ。」
と、逆にエネルギーに変えて更に夢の為に励むか?
「やっぱりそうだよな~。俺にそんな才能あるわけないよな。」
「そうかよ!辞めてやるよ!」
と辞めるきっかけにするか?
は、自由です。
ただ、もし、夢を叶えたいと思うのであれば、全てポジティブに考えるようにしましょう!!
何にしてもピンチは新たなチャンスでもあります!!
それと全てに共通している事「継続は力なり」と「努力に勝る近道なし」です!!
成功している事を強く、具体的にイメージし続ける事も精神面でも行動面でもプラスになるようです!!(スポーツ選手のイメージトレーニングと同じですね。)
天は越えられない試練は与えないです!!
「終わり良ければ全て良し!!」です!!
それと、自分の事を、今の能力、いい所や駄目な所などを出来るだけ冷静に見て、分析・判断出来るように試みましょう。
普段から、そういう試みはしておくべきです。
それらは、どう進めばいいか?努力すればいいか?、その方法を見つける為に必要だからです。
それと分析・判断の仕方(志向)も大事です。
日本人は減点方式(マイナス志向)が多いですが、
「どかが悪い。どこが劣っている。」だけを探すんではなく、
「どかが良い。どかが優れている。」などまずは良い所を探し、
その後駄目な所を探し、最後に両方をいい方に伸ばす為には?と思考を移していくべきです。
冷静に判断するとは、
単に現状を把握して、「だから駄目だ。」の諦める為の判断材料にするのではなく、
「今、どこが良くて、どうすれば更に良くなるのか?悪いとこはどうすれば良くなるのか?」
の改善する為の判断材料とする為のものです。
その試み(現状確認)と判断と改善との繰り返しが、自分の自信の源ともなりますし、励みともなりますので、是非、ポジティブに考えて夢に向かって頂ければと思います。
最後に、これはあくまで自分の考えですが。
私は「やらなくて断念すると後悔・悔いが残るような気がして。」
と思い、逆に夢を追い続けて駄目だったら、後悔よりも
「やるだけやって駄目だったらしょうがないし、悔いはない。」
と思えるような気がして、紆余曲折しながらも夢追いを選んでます。
ただ、私はこう思いましたが、
「あの時、諦めて正解だった。やってたら多分、駄目で今の幸せも手に入らなかったかも。」
と思う人も居るかも知れません。
これの答えは多分、死ぬときでしょう。
その時、是非、「終わり良ければ全て良し!」と言いたいものですね。
漫画「北斗の拳」のラオウの最後の言葉「我が生涯に一片の悔いなし」もかっこいいセリフですね。
・・・と、また話が脱線してしまいそうなので、今回はこの辺で。(笑)
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