第一級アマチュア無線技士国家試験

携帯電話が普及し、携帯電話から国際電話もかけられるようになって、アマチュア無線のニーズがめっきりなくなりました。
私が中高校生の頃は、携帯電話がなくて、自宅の電話で友達と長電話をしてると、必ず親に怒られたものです。
私の4才上の従兄弟が、アマチュア無線の免許を持っていて、その家に遊びに行くたびに、その無線機をいじらせてもらったりして、子供なりに未知の世界に目を輝かせていました。

「ちびまる子ちゃん」の作者の「さくらももこ」さんのエッセイ「ひとりずもう」の116ページに、「一番何もしなくて良いクラブだという噂を聞いて、物理部に入部した。」とかかれてます。
免許を取るために講習会に通ったと書かれている文章を読んで、さくらももこさんとの意外な共通点を見つけた思いがしました。
私も高校1年生の時、同じく講習会を受け、当時免許を取得しました。
その後、はや数十年の月日が過ぎました。
携帯電話で、事が過ぎるこの時代、その必要性はありませんが、今回頭の活性化のために、受験する気持ちになりました。一時期、毎年国家試験を受け続けていた時期もありましたが、なんせ文化系の私には、難しい電気の公式など頭に入るはずもありません。
今回、10年振りに受験してみました。
以前受験した時は、頭が白髪だらけのおじいさんと呼ばれるような受験生ばかりでした。
若い時に無線ごっこを楽しんだ人にとっては、「1級アマチュア無線技士」という肩書きは、何にもまさるステータスなのです。
試験会場に行くと、毎回必ず来ているおじさんを見かけたりしました。
今回久し振りに会場に行くと、昔ほど平均年齢は高くありませんが、やはり10代、20代の若い受験生は、皆無でした。
問題集を見ると、「複素数計算」に加え、「log」を使う対数の計算とか、理解不能です。
丸暗記しても、限度があります。
パソコンで過去問の解設を、何度も見直して理解できるようにがんばりました。
今回は、手応えを感じることができ、4月下旬、試験結果発表です。

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