鳥羽答志島クルージング

ここ数日、天気の変化も激しく、突然の雨や雷で驚かされる天候が続いてます。

私の愛艇PONAM-28GⅡも、ここのところ出港できず、マリーナの陸のパースに置かれたままで活躍できないままの状態でした。

久し振りに、鳥羽の答志島まで船で行って、昼食を食べようというプランが持ち上がり、週間天気予報をみたところ、今日ということになりました。

頑張って早起きしたものの、空はどんよりした曇り空。

自宅から車を走らせ、途中「美合PK」で、「とん汁定食」で朝食を取り、ラグナマリーナに午前9時半前後に到着です。

さっそく、桟橋に降ろしてもらった船のカギをあけ、電源を入れエンジンスタート。

まもなく、今日同行してもらえるメンバー3人と合流して、係船ロープをはずして後進離岸でゆっくり桟橋を離れ、出港です。

マリーナの入り口から、三河湾に出ると、波もなく海面は安定して、船は滑走してスピードは徐々に加速していきます。

三河大島を通過したあたりで、話題は三河湾に生息しているイルカの仲間の「スナメリ」の話題になりました。

マリーナから、伊良湖水道まで船を走らせる途中、たまに海面にスナメリの姿が見えることがあります。しかし、誰かが見つけて指指す方向に、他の人が振り返った時には、体がすでに海面の中に消えていることが多いのです。

今日は、曇り空で行き来する船もほとんどいないせいか、その話題が出始めて間もなく、船の周辺にスナメリが、姿を現しました。普段、1頭か、2頭くらいのですが、「あっ、また出てきた。」「あっちにもいる。」と、船上は盛り上がりました。

伊良湖半島の火力発電所の紅白の煙突を、通過するあたりまでくると、そのあたりから神島や、その先の目指す答志島が見えてきます。

今日はほとんど曇り空なので、フライブリッジで操船していても、体に吹き付ける海風が寒く感じます。

早く、もっと天気が回復して日が差せば、海風がもっと心地良くなるはずです。

いつも、大型船の往来の多い伊良湖水道は、大型船と大型船の距離感に細心の注意を使いながらその間をすりぬけて横断します。

しかし、180度に左右を確認しても、大型船の姿は、1隻か2隻で、まっすぐ気兼ねなく横断できました。

神島を通過して、だんだん答志島の姿が大きくなってきます。

今日、昼食を取る「サンビーチ」さんに携帯で電話を入れ、「あと10分程で到着します。」と連絡しましたら、建物からそこのやさしそうな年配の支配人さんが、桟橋まで出迎えにきて、船からロープを投げ渡すと、快く受け取って、船が係留できるようにお手伝いしていただけました。

エンジンを止め、係留した船から建物の方に歩き始めた途中、支配人さんから、「お食事の前に、お風呂に入られますか?」と、言っていただいたので、曇り空の海風で寒さを感じていた私達はお言葉に甘えてお風呂に案内していただきました。

行って見ると建物も内装もまだ新しく、お風呂も広いうえに、露天ふろや、岩盤浴の部屋まで、設備が整っていて、他に気兼ねする客もいないことで、一緒に行ったメンバーは、順番にすべての設備を順番に回って、お風呂を堪能したようです。

お風呂から上がって、本館のレストランに行くと、テーブルにお刺身を始め、たくさんの料理が並びました。

私の目をひいたのは、サザエのお刺身と、サザエの壺焼きです。久し振りに口にした珍味です。

カキのフライに、スズキの焼き魚、新鮮なめかぶ等。

デザートが、これから旬のスイカに、サクランボ。おいしかったです。

食後のコーヒーも出していただきました。

これで、1人あたり5、250円。

普段の昼食代としては、とても高額でしたが、みんなが十分それ以上満足したようで、支配人さんに感謝の気持ちと一緒にお支払いしてきました。

再び、船を出し、午前中向かってきた航路に進路を向け、船のシフトレバーを押して、加速し25ノット。

午前中、伊良湖水道にあれだけ少なかった大型船が、何隻もつながって往来しています。

その進路を妨げないように、大型船の船尾近くを私の小型船が通過するのですが、見上げる大型船の船尾の大きさは、圧巻です。

今回のクルージングの、もう一つの楽しみは、マリーナのスタッフから、伊良湖半島の火力発電所の近くの海岸で、タコが釣れると情報を教えていただき、その仕掛けを準備してきました。

仕掛けを、釣り竿にセットして、釣り糸を降ろしてみましたが、流れがあるのか、釣り糸が横に伸びてしまって、当たりの手応えもなく、2,30分試してみましたが、期待は大きくはずれです。

「このまま、マリーナに帰ろうか?!」という言葉もでましたが、どうも心残りで自分は神島周辺に戻り、ジグで青魚をねらうことに切望して、高速で移動。

ポイントについて、タコ用の疑似餌をはずして、青魚用のジグと、サビキを、セットしなおして、第1投したリールを巻こうとしたところ、ずっしり重い感触です。

過去の経験でも、1投目でのヒットで釣り上げた経験があったので、これで自分は確信した。

必ず針に獲物がついてると。

「網頼むよ。」という言葉に、周りの他のメンバーは何が起きたか、すぐには納得できなかったみたいです。

巻き上げた釣り糸の先には、良いサイズの「アジ」が1匹ならずも、2匹ついていたのです。

船上が急に華やかな雰囲気になりました。

その後、他の人が、カサゴをつり上げ、これで一段落という気持ちになったのですね。

他のメンバーにも思い出作りをしてもらいたいと思い、釣り竿を渡して10分たつかたたないかの時が流れました。

残念なことに根掛かりしてしまい、仕掛けのついた糸を途中で切ったのです。

時間も迫っていたので、これでマリーナに帰る決心がつき、全速力でマリーナをめざしたのです。

船の後方には、夕日の淡い明かりが三河湾の海面に映ってキラキラしてました。

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