船で釣り出るオファが入っていて、毎日天気予報を見るのが、ほとんど日課です。
いくら快晴でも、海の場合は波の高さが出港するかどうかの大きな要因になってきます。
この時期気候が良いので、行きたいアウトドアのいろんな場所も多く、自動車のトランクには、釣りの竿や道具から、もし波が高い時の別プランのため、旅行カバンにお泊まりセットの衣類や、ノートパソコンまでも、積み込みました。
いつもの土曜日より、高速道路の車の量も少なく感じます。
愛知県三河方面や、静岡方面に出かける時は、朝食は美合パーキングで「豚汁定食」を取るようにしていたのですが、最近は、三河三谷駅前のすき家の「卵かけご飯」を朝食です。
今回は、げすトの仕事の都合で、午前10時の少し遅めの待ち合わせ。
ラグーナ蒲郡の入り口のコンビニで合流。
「おにぎり」2個、水とウーロン茶の500mlのペットボトル各1本、森永乳業のカふぇらテ、大福もち1個が、私の船に乗せてあげる謝礼となってます。
以前もブログに書いたと思いますが、船酔いの1番の原因は「睡眠不足」。
ですから、睡眠時間削って、釣りのために無理して早朝出港はあえてしないようにしてます。
どんなアウトドアの遊びも、睡眠をできる限りとって、必ず朝食をとり、気持ちにゆとりもってのぞむことは、リスク回避の鉄則ですね。
船に乗り込む前のトイレも必ず行って下さい。
クレーンで、桟橋に堕ろした船に乗り込んで、カギで船室の入り口をあけて、配電版の電気のメインスイッチを入れ、それぞれのスイッチを全部入れます。
エンジンのイグニッションスイッチを回して、エンジンをかけ、船室のカーテンを全部開け、GPSのスイッチ、国際VHFの無線機のスイッチオン。
上のフライブリッジへの階段登って、操舵席の舵やGPSや、レーダーにかかってる布のカバーをはずして、椅子にかかってるカバーをはずします。
上の「ビミニトップ」という日よけを広げ、それらのカバーを一つにまとめ、船室にしまい込んで、出港準備オッケー。
真夏だと、これだけの出港準備だけで、Tシャツは汗ビッショリになってしまいます。
でも今の季節だと、汗もさほどかかずにできることが、心地良い感じだね。
陸上係留の船を、大型クレーンで、桟橋に降ろして、使い終わって、また揚げてもらうだけで、1万5千円の費用かかるんですよ。
これで、げすトの荷物や釣り竿積み込んで、出港になります。
船首と、船尾の係船ロープをほどいてもらって、船が動き出したら、乗り込んでもらうのですが、船首の人は、何度も私の船に乗り慣れてるのですが、船尾のロープを持ってくれたのがげすトで、まだ慣れてない人で、船が桟橋離れたのに、ロープをもったまま桟橋に立ちすくんでます。
以前、同じケースがあり、桟橋の人は乗り込もうと、船の船尾から伸びてるロープを力一杯引き寄せ、それに加えまだまだ操船に不慣れな私は、あわてて、エンジンのシフトレバーをバックに入れたものだから、2つの力が加わって、左舷船尾の角が桟橋に激突。
船に大きな傷が残ってしまいました。
そんな過去の経験があったせいで、今回は冷静に、桟橋の人に1度ロープを離すようにしてもらい、桟橋から斜めに位置してる船をゆっくり右折させ、桟橋に前で360度迂回させ、桟橋に船の位置を平行に移動させ、ようやく乗り損なったげすトを乗船させて、出港となりました。
過去の経験があってのリカバーです。
どんな苦い経験も、その後の操船技術に役にたつものです。
心配した三河湾の海面は、大きな波もなく、船も大きな揺れもなくシフトレバーを倒し、徐々に増速。
10月も下旬にさしかかったせいもあって、土曜日なのに三河湾内の船はずいぶん少ない様子だね。
蒲郡沖から、伊良湖の火力発電所の煙突をめざして、快適に水面を走っていきます。
船が伊良湖岬の沖までくると、漁師の釣り船や乗合船が、つらなってポイントから帰ってくるところでした。
とてもその隙間を、自分の船で突っ切るのに、とまどうくらいの船団です。
とかいって、その船団が全部通り過ぎるのを待ってるわけにいかず、船の間隔を頭でイメージして、船の引き波でうねってる海を、加速しながら横断するのですが、この時ばかりは緊張します。
ようやく漁師の船団を避けた後は、浮遊しているブイを見ながら、伊良湖水道の大型船の通り道を確認しながら、釣りのポイントを決めます。
げすトに準備してもらって、釣り糸をたらしたところ、思ったより早い段階でヒット。
最初にげすトが釣り上げたのが、小ぶりの「ふぐ」。
それを、リリースして、少したったら、同じ人がサバを2匹釣りあげたのです。
しかし、釣り糸がもちゃがって、サバをはずすのも一苦労のようす。
お祭りした釣り糸なおしてる時に、船酔いしやすいですね。
この日は、潮の流れが東から西へ。
ブイを確認しながら船を止めたのに、船は流されて、大型船の通る伊良湖水道内に。
こちらに向かってくる大型船を確認。
みんなに釣り糸を1時上げさせ、ブリッジのシフトを倒し、船を移動させたら、同時に大型船は左に大きく舵を切って、回避してくれました。
そのまま伊良湖水道を横断して、鳥羽寄りの「瀬木寄瀬」へ。
釣り糸落としても、手応えなし。
結局、またまた伊良湖水道を横断して、先程の「いらこ2号」ブイのところに。
そうしたら、釣れ出した。
サバの群れに、はまったようで落とすと、すぐ引きがある。
結局、サバ14匹。
ふぐ8匹くらい。しかしリリース。
ふぐは、画像取り忘れました。
ハマチ、真鯛は、釣れませんでしたが、80パーセントの満足度で背中にきれいな夕日を感じながらの帰港になりました。
こんばんは 僕もこんな海の行動、憧れがあります。何事も用意周到ですね。