平清盛37

平清盛のあらすじ報告の感想を求めております。忠と孝のはざまの重盛 一門皆鎧で待機。清盛も久しぶりに宋の剣を座る横に。白の直衣姿で重盛が現れる。清盛は重盛!その姿は何とした。重盛は父上こそ、そのお姿は何事にござりますか。清盛はしばらくの間、法皇様にこの邸においでいただこうと思てな。重盛はなんと情けないお言葉。一門の運も尽き果てたのでござりましょう。人は運が傾き始めると必ず悪事を思いつくものにござります。清盛はこれは悪事ではない。この国づくりじゃ。重盛は法皇様がおられてこその国でござりましょう。清盛はそれはやってみねばわかるまい。この平清盛がやってみせてやると言うておるのじゃ。重盛はわかりました。では法皇様の御所は私が警護いたします。清盛は何じゃと。重盛は五位に叙せられてよりこちら、法皇様のご恩を受けなかった事など、一度もござりませぬ。その恩恵の重さをたてえれば、千粒万粒の宝玉より重く、その恩の深さを例えれば、幾重にも染めた紅の色より深いでしょう。ゆえに私は御所に参り幾ばくかの手勢をつれて法皇様をお守りいたします。

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