平清盛99

平清盛のあらすじ報告の感想を求めております。奥州平泉 藤原秀衡の館 私の挙兵の知らせは平泉にいる我が弟九朗義経にも届いた。義経は秀衡様、何卒私に兵をお授け下さりませ。挙兵した我が兄頼朝の元へ馳せ参じとうござります。秀衡はならぬ。義経は何ゆえにござりますか。弁慶はおそれながら、主義経、挙兵の暁には平泉の武力、財力を存分に使うがよいと。秀衡は今、駆けつけたところで、そなたの戦の才をよいように使われ、捨てられるだけじゃ。下手をすれば、命さえなくなろう。それより、今しばらくこの平泉にとどまり、争乱の成り行きを見守るがよい。義経は兄は石橋山とやらで大敗を喫したと聞きまする。私は兄を見捨てられませぬ。秀衡は運も度胸もなければ勝てぬのが戦というものじゃ。弁慶はよしわかった。殿!わしの頭の真上にあるこの的の中央を射抜いて下され。これを成し遂げれば、我々の運と度胸、秀衡様も得心してくれましょうぞ。秀衡は断じて、逃げるでないぞ。目を閉じることも許さぬ。弁慶は言わずもがなにござる。さあ、射抜かれよ。我ら主従の運試し、度胸試しじゃ。義経の弓矢は見事的の中央を射抜いた。藤原秀衡はあきれた主従じゃ。泰衛!継信と忠信を呼べ。九朗殿に従い急ぎ坂東へ参れと命ぜよ。

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