DCP上映の若干の考察

『キック・アス』という映画が評判いいらしい
まだ観てないけど、嫌な話を聞いた

『かなりひどいデータの映画館があるらしい』

10年程前から、フィルムでは無くデジタルデータで上映する映画館が増えてきた
突き詰めると、コスト削減の為のシステムで、フィルムのプリント代が要らないし、データなので劣化が無く、初日と同じクオリティーを上映中保てる
サーバーを使えば一つのデータで無限の映画館に供給出来る

ただし、当時から云われてるのが
『設備投資は映画館が持つのか配給会社が持つのか』『デジタルデータを持たない映画はどうするのか』『データトラブルや流出、違法コピー対策は』etc…
結局、コスト削減の為のシステムのはずが、コストで揉めたまま10年経ってしまった(ジョージ・ルーカスは公約を守れなかった)

今となれば、むしろ単館系の救世主となるべきこのシステムだが、今回の映画の場合、配給会社にノウハウがないまま、まるでDVD-Rに焼いたかの様な画質と音質のデータを上映している映画館がある…という噂

確かに映画館と配給会社だけの問題では無くなってきているが、いわゆる大作映画でしか使えないシステムでは困る、インデイーズの映画でこそ、必要なシステムであるべきだ

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