本で泳ぎきる1119

読み終えた本。『ドッグテールズ/樋口明雄』(光文社文庫)今月の新刊です。今月は偶然にも同じ作者で徳間文庫から、『天空の犬』と云う作品が発売されています。この『天空の犬』の姉妹作がこの作品集の最後に収録されています。5編が収録された短編集で、タイトルの通り、すべて犬が登場します。そして、犬と触れ合う中で生きている意味を見つけていきます。やっと、犬が登場する本を対抗なく読めるようにはなってきました。でも、描写によってはふとぶーりんとの思い出が甦り、胸が苦しくなることもあります。たぶん、小説だから読めるんだろうな。これがテレビドラマや映画だとまだダメだと思います。本文に出てくるセリフ。「犬ってね、飼い主が選ぶんじゃないの。犬の方が自分で飼い主を選んで生まれてくるんだよ。」とても、救われる言葉だと思います。

コメント

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

『3・11とアイドル』
『演奏しない軽音楽部と4枚のCD』
『BLUE GIANT 2』
『明日町こんぺいとう商店街』