本で泳ぎきる1124

病気になった時。
かかり付けの病院があると信頼して身を預けられるように、
評論家と云われる人も、
お気に入りの評論家を数名知っていると、
じゃ、その人の薦める作品なら大丈夫だろう。
という知識の道しるべとなる。

今日、読み終えた本。
『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック/ピーター・バラカン』(光文社知恵の森文庫)

ピーター・バラカンさんは信頼できる音楽評論家の一人。
彼が推薦する音楽はほぼ僕にとって大切な音楽となっている。
現在は「インターFM」で番組をされているらしいけど、
関西在住の僕は残念ながらOAを聴くことはできない。

僕がよく聴いていたのはNHK-FMで番組をされていた頃。
今でもたまに聴くブルガリアの民族音楽「ブルガリアン・ヴォイス」は、たぶん、彼の放送を聴いていなければ出会うことは無かったかもしれない。

この本はタイトルが示す通り、彼が日本に来る前。学生時代から出会った音楽を項目別に語った語りおろしの作品。

ただ、彼が好きだと語った曲はもちろん大好きなんですけど、
彼が大嫌いだ。と語った音楽も僕は好きだったりします。
「嫌いも好きなうち?」じゃないと思いますが(笑)
たまに、大嫌いだと語った音楽を聴きながら、
「あぁ、バラカンさん嫌いそう。」なんて思いながら聴くのも歪ながら味わいのある音楽の聴き方なのかもしれません。(笑)

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