「ミッション　インポッシブル」、高知までの５００キロ。

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私は、決してプロのガイドでもなく、プロのインストラクターでもありません。

しかし、オファーがあれば、それをミッションと理解し、クライアントの要望に応えるべく、情報集めから、それを遂行するための条件をプロデュースすることに、時間を惜しむことはありません。

プロでない限り、もしそのミッションが途中で中止されても、キャンセル料も請求することもできませんし、それまでの準備にかかった費用は、自分持ちになることも少なくありません。

時に、クライアントは気まぐれで、それに伴うリスクに対する認識のギャップは、常に有りがちなことです。

なぜなら、私に舞い込むミッションは、目的は様々であるが、１カ所にとどまることもなく、移動がが求められることが多いからです。

その範囲は、陸上は言うに及ばず、飛行機を使っての上空からスカイクルージングから、ダイビングでの海底散歩まで可能にしてます。

前回のオファーは、登山歴のないクライアントを、３７７６メートルの富士山山頂に連れて行き、御来光を見たいという内容でした。

今回は、高知県の高知城の天守閣に登りたいというオファーで、それも１泊２日で、列車や飛行機を利用せずに自動車を使ってとの条件でした。

片道約５００キロ。往復１０００キロ。

これは、１泊２日というより、２泊３日のコースです。

長距離運転は、睡魔との戦い。

そのリスクをなくするためにも、前日の睡眠などの健康管理は、絶対忘れてはいけない使命。

午前８時に、自動車でクライアントの自宅まで、お迎えにあがり、名古屋市内→伊勢湾岸道→新名神高速→神戸淡路鳴門自動車道→高松自動車道→高知自動車道

午後３時過ぎ、無事に高知県高知城に到着。

城の天守閣まで登って、今回の目的をはたしていただいて、プラスアルファーで、その足で桂浜に。

この日、天気予報では、雨模様でしたが、ここまでは運良く、雨に濡れることなく、やってこれました。

しかし、桂浜の龍王岬の階段を登り始めたら、突然の雨。

これは、ついに雨に降られて、運が悪いなと思いきや、すぐ雨があがり、龍王岬から海をみたら、目の前の水面から、虹のアーチが現れ、そんなに離れていない水面にその虹が渡ってます。

虹の全景が見れることもめずらしいのに、その虹が消えたら、また違う場所に、また違う虹が現れました。

こんな経験は初めてです。

そんな様子に驚きながら、桂浜の海岸を歩いて、坂本龍馬の銅像のある丘まで階段で。

市内を走る路面電車に目をやりながら、１泊２日朝食付き３２５０円の「ベストプライスホテル」に、チェックインし、夕食は高知の名物「カツオ料理」を出す居酒屋に、ご案内しました。