平清盛のあらすじ報告の感想をもとめております。源仲網が愛馬と共に宗盛の邸に来る。仲網は宴と伺い、参上つかまつりましてござります。宗盛はこれがそなたの自慢の馬か。仲網は愛馬木下このしたにござります。宗盛は仲網、木下を私に貸せ。仲網はおそれながら、それだけは。宗盛はよこせと言うておるではない。借りるだけじゃ。仲網はお許し下さりませ。これは私の命より大事な愛馬!宗盛は私に逆らうてただですむと思うてか!宗盛は仲網に木下を返さなかった。仲網は宗盛様は木下の名を仲網と改め、ひどい辱めを与えておられるそうにござります。木下の尻に焼き印まで押して。頼政はこらえよ。平家に逆らうては、生きていかれぬ世じゃ。仲網は父上、我ら親子は木下のようなものにござりますね。平家の犬と焼き印を押される辱めを受けても、源氏の魂を捨てて、生きてゆかねばならぬのですゆえ。頼政に八条印の声が甦る。このまま一生を終えてよいのか。そなた、源氏随一の武者であろう。
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