下北半島「仏ヶ浦」

青森駅前に宿泊して、今日目指す先は下北半島「仏ヶ浦」。


名古屋にいた時から、時刻表と、地図とにらめっこして、少しでも効率よく下北半島を巡ろうと試行錯誤したんだよ。




青森港から高速旅客船「ポーラスター」が出港してるようだけど、出港時間が9時40分発と遅いうえに、終点の佐井港に到着がお昼12時5分。




JR青森駅から午前7時5分の電車で、青い森鉄道で野辺地駅まで行き、そこから大湊線なら下北半島の大湊駅に午前9時に到着できるわけだけど、駅からバスに乗り換えても高速船より早く「仏ヶ浦」には到達できません。




海外に旅に行く時にもいつも感じるのが、知らない土地での距離感なんだよね。




早くホテルを出ても早い船はないし、定時の船に乗って現地に向かっても、その先のバスの接続がありません。




「郷に入れば郷に従う。」


現地に行って、現地の人に聞いてみるかな。




ホテルの朝食のカレーを食べてチェックアウト。


駅前のコインロッカーにキャスターバッグ入れていたら、高速船の出港時間いっぱいいっぱい。


出港2分前に、切符も買わずに船に込んだ状態でした。









「仏ヶ浦」への遊覧船は、脇野沢、牛滝、佐井の3カ所から出ています。


でも仏ヶ浦に1番近いのは牛滝で、遊覧船の乗船時間も料金も1番安いんですね。




それで私は牛滝を選びました。


午前11時20分前後に高速船は牛滝港に入港。












桟橋では愛嬌の良い年配の女性が待っていて、私が下船したところ乗船名簿を書くようにうながされ、片道運賃3350円支払いました。


自分が仏ヶ浦の遊覧船に乗りたいことや、その先できれればバスかタクシーにのって恐山に行きたいと話したところ、今乗って来た高速船が終点の佐井港で引き返してくるので、それに乗って青森港に引き返したほうが良いとのアドバイス。




この牛滝にはバス停もないようです。


さらに牛滝には船の営業所もないようで、桟橋に停めてある軽自動車が営業所がわり。


その女性が遊覧船の乗車券も販売してるんだね。


時刻表を見てみると、仏ヶ浦に行って帰ってきても、午後1時5分。


これまでの旅行の経験からいったら、観光するにはまだまだ時間もあるし、まだ2,3カ所観光できる十分な時間なんだけど。


それを下北半島に期待してはいけないようだね。




時間に遅れてるという遊覧船も、午前11時半と、午後0時30分の2本だけ。


ローカルタイムで、気長に漁港に係留されてある古びた漁船を見たり、漁港の倉庫の屋根にとまった海鳥を眺めていたよ。


港にはお店すらないようです。


後から分かったのですが、倉庫の建物で見えなかったのですがその建物の陰に6畳ほどのプレハブの建物のおみやげ屋がありました。




 



 


 


 









ようやくこじんまりした遊覧船が到着です。


乗り込んだのは、同じ高速船で来た1人旅の男性。


そして中年夫婦1組と、私の計4人。




私が写真を撮りたいと話したところ、使い込んだ操舵席の後ろの場所を勧めてくれました。


港を出ると、海の色が違っていたね。


光が良く通る場所は、きれいな青い海をしてるね。




思い起こせば、自分は岩場のある海岸線が好きで、どこにいっても遊覧船に乗ってるね。


鳥取の浦富海岸。


新潟の笹川流れ。


盛岡の浄土ヶ浜とか。




 


 
















牛滝から遊覧船に乗って、15分あまりで「仏ヶ浦」の海岸に上陸できます。


船から見える海岸線の岩もだんだん丸い形から、とがった形の岩が増え、岩の色も白っぽいものが多くなってきました。


その巨石群が独特の雰囲気をかもしだしています。


 


 













 


 






桟橋に接岸して、歩くと20分ほどで行き来できる岩盤の海岸線を散策できます。


1便の遊覧船で11時45分に着いて、2便の遊覧船が来る12時50分までの1時間5分ほどゆったり時間を過ごす事ができました。




その間にも、脇野沢港や佐井港から遊覧船が来てたくさんの観光客を降ろしていきます。




海岸から海の中をのぞくと、水がきれいなのでワカメや、ほんだわらと呼ばれる海草や、海底にはたくさんのウニが転がってます。


この場所には、お店も自販機もなくて、小さな神社があるだけなんだよ。




牛滝港に遊覧船で戻り、13時10分発の青森港行きの高速船に乗り換え青森に帰ってきました。


恐山にも行きたかったなぁ。


行くためには、また青森を訪ね前日に下北駅周辺に泊まるるしかないようだね。




今晩は、JR青森駅から20分ほど電車に乗った先の浅虫温泉に宿泊します。


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