作曲での心得「メロディの熟練度」その2

作曲での心得「メロディの熟練度」その2

前回からの続きです。

衝撃的な辛口文から入った前回に続いて、今回はメロディについての一部の業界側の考え方などをあくまで一部のケースとして書きます。


才能の切り売り・小出しとしてよく、プロ(業界)の世界で用いる言葉に「捨てメロ」というのがあります。

これは1曲の中で「売り」となるメロ(大体はサビ)に対しての引き立て役という意味での捨てメロなんですが、

そうやって1曲中一部だけ、拘ったいいメロを使い、後は手抜きしなきゃやってらんない!とかの姑息だが処世術の一つでもある方法ですが、

これを掃き溜めの中の鶴と例えて、手抜きでなく、引き立たせる為、あ・え・て・やっているんだ!失敬な!と言い張ってる作家もいるとかいないとか。(笑)

また、売れるコツ・ヒット曲のコツの一つとしてこれを言ってるエセ先生もいるとかいないとか。(笑)

(楽曲でこうすれば絶対に売れる!なんて曲や方程式など存在しません。そんなのがあったら皆苦労しないし。
アーティストでも歌手でも新人がどんだけのパーセントで生き残れるか?そのコツで皆作れば殆ど生き残れるばすなのに、実際はディレクターもプロデューサーすらも確率の低い仕事してるのが現状の的外れだらけの業界です。あ、・・・かなぁ。・・・かも。そんな気がするだけかな?笑)

まあ、批判は問題も多いので、売りメロを目立たせ、耳に残らせる意味ではこれも一理ありますし、そういったコツというのもどこかにあるのかも?知れませんが。

でも、芸術は違うと思っています。

音楽産業も芸術の一部だと思っておりますし、芸術に余分はないと私は思っています。

もちろん、押し引きはありますが、俳優でも脇役で名脇役というのがありますよね。

起承転結全てにその場に適した最良のものを集めた最高の曲を目指して作曲家は皆作っていると思ってます。

映画や芝居で考えれば、売りメロ、捨てメロなどで主役以外は捨て役者の大根役者、見せ場以外を捨てシーンで確かにメインは引き立つかも知れないけど、そんな作品、魅力に感じないですよね。

いいものを作ろうという発想でなく、ただ売れればいいという安易な発想で作って、それを買わせようとしている行為が罷り通ってるのが不思議ですが。(あ、ごく一部の所にですよ~。汗)


皆さんには出来れば一部の業界のような姑息な作り方でなく、真っ向勝負の芸術タイプの作り方を是非、目指してもらいたいですし、

演奏や機材ばかりに眼が入ってそればかりを精進するのでなく、メロディ自体も熟練度が増す努力をしてもらいたと思いまして、

あえて厳しい物言いをしてしまいました。(その1でですが。)

その方がかっこいいし、何十年も色褪せない名曲を作れるようになった方が本物の作曲家&アーティストだと思いませんか?

プロのアーティストでも実はこの辺に気付いてない人がたまにいます。(極稀にと言っておきましょう。笑)


と、話が膨らむ前に・・・今日はこの辺で終わりにしましょう!



・・・つづく・・・

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ジャスラック「こころ音プロジェクト」に「復活-時の翼-」で参加しました。
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私的、魅力ある素晴らしい歌手達 1
驚異の歌唱力・パワフルシンガーであり本物の歌手